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社会科
僕は小学校のとき一番嫌いな科目は、社会だった。
世間知らずだったからだ。実はそれ以外の科目は嫌いじゃないどころか
好きだったのね。お勉強好きなとてもえらい小学生だったと思ってる。
だけど社会はほんとうに、何言ってるのだか分からなかった。

今でも覚えているのだが、1年か2年のころ、社会であなたの町には
どんな建物が建ってるか、みたいなのがあって、その日は工場だったの。
で、うちは当時から親がバネ工場やってたし、僕も幼稚園のころ何度も遊びに
行ったことがあった。だけど、ぜんっぜんその授業理解できなかったんだよね。
たぶんね、僕にとって、会社=工場だと思ってたの。世の中のお父さんは
「会社に行ってくる」と言ってみんなどこかの工場へ行ってるのだと思ってた。
んじゃあ、お店の店員はなんなんだ、と言いたくなるが、そんな事は考えた
事もなかったって感じ。だから、先生が「○○くんのお父さんは何やってるの?」
と聞いて「洋品店です」とか「喫茶店です」とか言ってるのを聞いて、もうわけが
わからなくなった。ある子が「サラリーマンです」というと、なんだか知らないが
みんなわははは、とか笑ってて、もうさっぱり意味がわからなくなってしまった。

そんな僕が次第に社会が好きになるのは高学年になってから。特に歴史ね。
いや、そんなに歴史が好きだったってわけじゃない。ロマンを感じるとかそういうのは
なし。ただ、教室の後ろにどでかく貼ってあった歴史年表の内容がだんだん
明かされてきた、みたいな感覚が面白かったくらい。

で、どんどん時は過ぎ、高校に入ると、社会は選択制になったのね、地理、日本史
世界史、政経。僕は地理にした。理由は特になく、理系は地理が簡単でいいみたい
という受験的発想で。
ところが僕は3年の夏という受験勉強真っ最中のさなかに、理系から文系に変えたの。
いわゆる文転ってやつ。理由は物理がぜんぜんまだ勉強してなく、実力テストで
すごく悪かったわりに、国語がすごくよくできて、先生に薦められたの。
理系で数学が鍛えられてると、文系も強いぞ、っていわれ思えば文系も楽しそうだな、
大学も楽そうだな、という感じで文系に変わった。
すると、社会は地理で勝負するしかない。てことで、みんなが教室で物理化学を
勉強してる隙に地理ばっかりやってた。そしたら、どんどん得意になり、
センター試験で98点だったのは結構ぼくの自慢。

ただね、地理の大きな欠点というか、特徴というか、地理ってものすごい完璧に
覚えたとしても、月日とともにどんどん変わっちゃうのよ。ソ連はもうないし、
昔はタイの川はメコン、メナム、イラワジだったのが、メナムじゃなくてチャオプラヤ
だった、とかさ。どんなに当時お勉強を完璧にしてたって、その時になかった
クロアチアという国のことは、チンプンカンプンなわけですよ。
そういうわけで、これを極めていつか雑学としてみんなに
ひけらかしたいというひとには向かない授業だね。

といって地理なんか勉強しても意味なし夫だよっていうわけじゃないと思うけどね。
その土地が変化していくって事は、まさしくそれ、歴史なわけですよ。
歴史は「日本」史、「世界」史、「アメリカ」史、「静岡」史などのように
その土地に内包されているものだと思う。そう思うと地理のほうが奥が深いのかもね。


ああ、なぜこんな内容を僕は書いてるのだろう?よくわからない。
暑さにやられてしまったのだろうか。
by kengocky | 2006-07-25 10:53 | 日々のこと


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