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僕のとって本当の禁煙の障害
たばこをやめてまだ1週間もたたないので
なんとも言えないのかもしれませんが、今のところ
吸いたい気分は、なんともなし。
初めて禁煙したときよりも楽な気がする。

僕は結構負けず嫌いなものだから、周りに「僕たばこやめます、やめちゃいます」
と声高らかに宣言してしまいさえすれば、結構吸わなくなる。
これが前回禁煙したときの経験で学んだ事でした。
これで僕はあの変な怪物(ニコレットCMに出てくるたばこの怪物)に
勝ったと思っていたのが、ところがそれは大間違いだったのです。
敵は思った以上に狡猾で、ずるがしこいやつでした。

・・・誰の話やねん。

結論から言っちゃうとね、一番の敵は「思い出」だったのです。

おもいでぇ~~~??
何言っちゃってるんでしょう。いや、でもそうなのですったら、たぶん。

禁煙して1年以上経ったころ、懐かしい場所に行きました。
ぼくの実家ってマンション住まいだったんです、大学時代まで。
久々にそのマンションの跡地(今は壊され、他のマンションになってる)ふと行って
そのマンションの脇に遊歩道があり、そこに立ち、北を向いたの。
すると昔からまったく変わらない風景なんですね。
ず~~~っと向こうに山が見えるんです。で高校生が自転車で通りすぎたりする。
僕は大学の夏休みとかで帰省した時、ここに立って、ああ子供のころはすごく長く広く感じた
この遊歩道も、実際はこんな狭い道なんだなあ、ってすごく感慨にふけりながら
タバコをプカプカ吸った事があるのです。

これ!

この大学時代の思い出で、また吸いたくなっちゃうわけです。
こういう大学以降の、今はもう懐かしき良き思い出にはタバコは必ず付いて回って
いるのです。友達が好きな子がいるからとウチのアパートに相談に来て、
その子を呼んだまでは良かったものの、ちょっと席をはずして、と言われ
僕は自分の家を追い出され30分以上外で寒い中待ってたことがあります。
でもあの時の缶コーヒーと、タバコはすごく美味かった。
そうなってしまうともう、そんな淡いものじゃなくても、ただ自転車に乗っただけで
僕は大学時代自転車乗りながらいつもタバコ吸ってて、消すときは片足を
ちょいとペダルから離して、足の裏でじゅっと消してたなあとかいちいち
気になりだしてしまった。

こういう思い出に僕はとっても弱く、そのため、何年経とうが
そういう思い出がたばことセットで襲ってくるともう、だめですね。

「このCDを聴くと、あの頃を思い出しちゃってたまらなくなるから、好き。」
そんなCD良くあるでしょ。
それと同じで、タバコもそのある頃を思い出しちゃうツールと
成り果ててしまっているのです、僕の場合。

だから僕はいつの日かまた、たばこを吸ってしまうかも分からない。
それまでに社会が「たばこなんて人の吸うもんじゃない」とか言うほど
たばこへの風当たりが強くなっていたり、1箱840円とかバカ高くなっていれば
もう吸わないとも思う。ごくたま~にウイスキーを飲むように、ごくたま~に
タバコを吸う、という方法を(取れるものならば)とっているかもしれない。

・・・いま思ったんだが、今後僕が禁煙を続ける上で、一番の障害と
なりうる存在って、実はこの記事なのではないだろうか。
数年後この記事をふと見直したりなんかしたら、なんか吸いたくなりそう。
いやいや、がんばります。
by kengocky | 2006-02-06 17:07 | 日々のこと


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